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宗派による仏具の違い

 宗派による使用する仏具の違いについて少しご説明します。
日本の仏教には様々な宗派があるのですが、なんとなく「この宗派はこの形の仏具、この宗派はこれ…」というように、宗派ごとに専用の仏具の種類がある!というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際は「宗派ごとの専用仏具」というのは少ないのです!

使用される分類として、仏具は大きく

・浄土真宗系
・それ以外の宗派(余宗)

の2つに分けられます。つまり、浄土真宗だけちょっぴり特別、浄土真宗専用仏具を使うという感じですね。
(ごく少数派で、浄土真宗以外にも専用の仏具を扱う宗派・地域もあります)


「宗派ごとの専用仏具」を持つ浄土真宗。日本で1番教徒の多い宗派だと言われています。浄土真宗も大きく2つの派に分けられ、本願寺派(西本願寺)と大谷派(東本願寺)が多く、その他の派もありますが少数です。その大きな2つの派は「西」と「東」で言い分けられるのですが、「日本の西側の浄土真宗派は全て『浄土真宗西』だ」ということではなく、東側にも『浄土真宗西』は存在します。派が違うだけなので、日本全国満遍なく「西」と「東」が存在しているのです。

さて、その「西」と「東」で扱われる仏具の違いですが、

・浄土真宗西で主に扱われるのが菖蒲型(木瓜菖蒲や六角菖蒲と呼ばれる形の具足)
・浄土真宗東で主に扱われるのが鶴亀型(本山彫や丸鶴と呼ばれる形の具足)

 

宗派ごとの取り扱い仏具の違い縦小.jpg



となっています。前回の記事で紹介した華鋲や火舎香炉なども、実は浄土真宗しか扱わず、その中でも四具足の組み合わせは浄土真宗西しか使わないピンポイントのものだったりします。


ちなみに!浄土真宗の方が全てこの専用仏具を使用しているわけではなく、あくまで“浄土真宗の正式な”仏具です。そこまで信仰の強くない方や地域でしたら、家具調仏具などの別の仏具を使用していることもあります。

宗派による使用する仏具の違い、浄土真宗専用の仏具についてご紹介しました。

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